政府も副業を容認したことから、副収入に興味を持つことや、この時代において一つの収入だけでは厳しいと気づき始めている人も多くなっています。そんななか注目を浴びているのが株取引です。誰でも手軽に始められるのが魅力と言われています。しかし、誰でも稼げるわけではありません。基礎をおさえましょう。

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おこづかい稼ぎや生活費の足しにするために、株の売買に関心を持っている人は少なくありません。
しかしその多くは、株の買い方がよくわからない、下手な買い方をすればかえって損をするのではないかと二の足を踏んでしまうようです。

たしかに元本が保証される銀行の預金と違って、株の購入には元本割れのリスクが付き物です。
ただ普通預金の金利が非常に低い昨今、1回の売買で何千円何万円と稼ぐことが可能な株取引は非常に魅力的です。
ここでは初心者が株の売買を始めるにあたって必要な手続きや、大損するのを防ぐためのコツなどを紹介していきます。

株を始めるにはまずは口座を作る

株を始めるにあたっては、まず専用の口座を準備します。
株の売買は直接株式会社とやりとりするのではなく、間に証券会社を挟んで行われます。
したがって証券会社に口座を開設し、株の売買に使うお金をあらかじめ保管しておく必要があるのです。
この口座のお金を引き出すさいには開設時に指定した銀行の口座に振り込んでもらう形になります。

証券口座の開設は銀行口座と同様に身分証明書と印鑑さえ準備すれば簡単に行うことができます。
この時どの証券会社を選ぶかが大きなポイントとなります。
ネット証券の会社は日本だけで300社以上あり、たいていの初心者はどこにすべきかで迷うものです。
ネット上には証券会社の比較を行っているサイトがいくつもあり、証券会社ごとの手数料や情報ツールなどが紹介されているので、それらの記事を参照するのがおすすめです。

同時にこの時点で、自分がどういう投資スタイルでいくのかも決めておいた方がよいでしょう。
株価の上下をこまめにチェックする時間的余裕があって頻繁に株の売買を行うのなら、それだけ売買にともなう手数料を多く取られることになります。
この場合手数料を月々の定額制にしている証券会社を選んだ方が得になりますし、売買の回数が少ないなら一回あたりの手数料が安いところの方が有利です。

またお金と時間をかけて本式に株の売買を行う予定の人にとっては、投資のための情報ツールが充実しているかどうかも証券会社選びの重要な基準となります。
同じような情報ツールが証券会社によって有料だったり無料だったりするので、そこにも留意すべきです。

ただ株はあくまで本業の合間のお小遣い稼ぎという人は情報ツールの質まで気にかける必要はないでしょう。
株の売買にさほど時間も労力も使うつもりがないなら、上述のようなサイトで初心者向けとされている証券会社をとりあえず選ぶという買い方もあります。

どの証券会社にするかが決まったら資料請求を行います。
実際に証券会社の窓口に出向いてもよいですが、証券会社の公式サイトから申し込んだ方がより簡便です。
数日から一週間程度でパンフレットと口座開設の書類が送られてくるので、書類に必要事項を記入して身分証明書のコピーを添えて送り返せば手続き完了です。
あとは開設された口座に入金すれば、その日から株取引を始めることができます。

株をやるにはどれくらいの資金が必要?

一般的に株をやるにはまとまった資金が必要だというイメージがありますが、実際には少額からでも始めることが可能です。
もっとも少額とは言っても、証券口座開設時に最低でも10万円程度の資金は用意するのが望ましいです。
あまりに初期費用が少ないと、以後の株取引が非常に制限されることになります。

株を買うのに必要な費用は1株あたりの株価と株の購入単位によって決まります。
株価は市場の景気やその会社の業績によって日々変化し、銘柄によっては一日で1株何百円も値段が変動することもあります。
それでも大半の株は1株100円から6000円程度で推移していて、さほど高額ではありません。
ただしたとえばアメリカ株が1株からでも購入できるのに対して、日本株は10株、100株、1000株などまとまった単位でのみ売買されています。
たいていの株は100株単位なので、仮に1株100円だとしても一度に100株購入しなくてはならないため1万円プラス手数料が必要になります。
近年は100株単位で売買される銘柄は1株3000円から5000円程度のものが多いので、株取引を始めるにあたって30万円から50万円くらい用意があれば幅広い銘柄から選ぶことが可能になります。

ただし一種類の株しか保有しない場合、なかなか儲けが出にくい傾向があります。
株は基本的に比較的安い時に購入し、値上がりした時に売ることでその差額分の利益を得ます(その逆を行く空売りというテクニックがありますが、これは危険度が高いため初心者にはおすすめできません)。
ただ多くの銘柄では株価は一日数円から数十円くらいしか変動しません。
100株単位で計算しても前日の株価からプラスマイナス数千円程度の変化でしかないので、売買手数料も考慮すると2、3000円のプラスだと売ってもほとんど利益が出ないことになります。
そこで売りを見送るというパターンが続けば、結局購入代金がかかっただけで株を半ば死蔵しているようなものです。
一定期間(多くは一年間)株を持ち続ければ配当金もしくは株主優待が得られるので丸損ではありませんが、株の売買で利益を出すというもともとの目的からすれば不本意な結果と言えます。

その点もし複数の株を所有できれば、それだけ株が値上がりする可能性も高くなります。
そこを踏まえても、株を始めるなら資金面に余裕があるに越したことはないでしょう。

株をやるにはリスクもあることを知っておく

株の初心者がまず心配するのは、やはり株の売買にともなうリスクでしょう。
購入した銘柄の株価が、会社の不祥事などで突然暴落するかもしれない。
暴落までは行かなくても長らく購入時より低い株価のままなら、売るに売れず利益が出ない。
そういった不安から株取引に消極的になり、結局口座をほぼ眠らせたままという人もいるのではないでしょうか。
株の売買には、どうしてもリスクはついて回ります。
そのリスクをいかに減らして利益を得るかが株取引の醍醐味です。

リスク回避に有効なのが、複数の銘柄の株を所有するやり方です。
複数の株を持っていれば値上がりによる利益が出る確率が増すと同時に、値下がりによって被る損失を減らすことができます。
1つの株を200株持つより2つの株を100株ずつ持っている方が、片方が下がってももう片方は上がる可能性があるからです。
1つの株に財産をつぎ込んだ方が儲かる時には大きいですが、極力リスクを冒さずに手堅く稼ごうとするなら複数の銘柄に資産を分散すべきでしょう。
株取引はあくまでお小遣い稼ぎで本腰を入れるつもりはないという人は、リスク分散型の買い方を選ぶのが安全です。
逆に本格的にデイトレーダーとして株取引を主な収入源にする予定の人も、初心者のうちはリスク分散型でいくのが無難です。
経験値を上げてから徐々に冒険も行うというのが、大怪我をせずに長続きする秘訣と言えます。

また、識者の意見を参考にすることもリスクを避けるうえで有効な手段の一つです。
証券会社の提供する情報ツールや経済誌なども悪くないのですが、おすすめは株ブログです。
識者といっても多くはいわゆる証券のプロではなく、株で成功した一般の人が書いているため初心者にもとっつきやすいメリットがあります。
また株ブログの書き手は主婦や小さい子供がいる人なども多いので、自分と近い属性の人を探しやすいのも特長です。
自分と似通った生活スタイルの中で著者がいかに株式投資を行っているかは、プロの意見以上に参考になるはずです。
単にどんな銘柄をどう買えばいいかだけでなく、株取引を通じてその人の暮らしがどう変わったかをも知ることができるからです。
株初心者にとって、株取引を始めたことで自分の生活が今後どう変化するかを推測するうえでも、株ブログは大いに活用できるでしょう。

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